Agency for Cultural Affairs, Goverment of Japan
Creator’s Voice 琉球の文化 × ぬQ

交易の歴史のなかで栄えた、琉球のチャンプルー文化を感じる

ぬQは制作にあたり、沖縄を視察。琉球王国初期の王陵である「浦添ようどれ」などを訪問した。今回、ぬQはアニメーションを組み込んだ巨大な壁画を制作する。視察ツアーを通じて感じた琉球文化や作品制作への思いを聞いた。 

ー現地視察を通じて、印象に残ったことを教えてください。

琉球・沖縄の約3万年に渡る歴史を教えていただき、私の漠然とした知識は表層でしかないとわかりました。特に印象に残ったのは、「浦添ようどれ」で見た、英祖王のお墓。チベットのマントラ、浄土宗の仏様、イスラム教のデザインという異なる宗教の意匠が1つのお墓に入っていて。交易を中心に栄えた国の真髄を見て、展示のコンセプトを「チャンプルー文化」にしました。

琉球庭園、識名園を視察するぬQ
英祖王の石厨子(石で出来た骨壷)のレプリカを見学するぬQ

ー制作予定の作品について教えてください。

新旧あわせて琉球・沖縄の面白いところを混ぜ合わせて表現したいと考えています。また、チャンプルー文化に似た言葉に「モザイク文化」があります。琉球でいえば、交易のあった日本、中国、朝鮮、東南アジアの文化がモザイクのように混じった状態のことです。完成品を見る前に、ぜひ現在の原画をモザイクをかけた状態で見てください(笑)。

ぬQ制作中の壁画イメージにモザイクをかけたもの

展示スペースは、約15mの壁面で、アニメーション作家としてできることを考えました。空港は安全第一ですから、全体を暗闇にできないので、大きな壁画にアニメーションを組み込む予定です。普段の映像は1920x1080ピクセルで、これを印刷サイズにすると14cm程度です。しかし今回はなんと約15mもある巨大な壁面! あまりに大きく、いままで培った技法とは異なる考え方でつくらないといけません。鋭意試行錯誤中です!

Profile

ぬQ
ポップでコミカルな作風で新たな表現を生み出すアニメーション作家。奇抜な色彩とダイナミックな動きのある表現を得意とし、CMやMV、イラストなどを幅広く手がける。主な受賞に、『ニュ~東京音頭』で第18回学生CGコンテスト最優秀賞、第16回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 審査委員会推薦作品選出、『サイシュ〜ワ』で第23回文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門 審査委員会推薦作品選出など。近年の主な仕事に、水曜日のカンパネラ『見ざる聞かざる言わざる』MV、十和田市現代美術館『冬眠映像祭Vol.1 かいふくのいずみ ―インディペンデント・アニメーション、最前線!』参加など。
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