Agency for Cultural Affairs, Goverment of Japan
CULTURE

SAMURAI&NINJA

Chubu Centrair International Airport

中部国際空港の展示テーマは「MOTION」。二組のアーティストが、日本古来の戦士「侍・忍者」の「動き」にインスパイアされた作品を展示します。
中部国際空港のある愛知県を中心とした中部地方は、武士(侍)による戦乱が続いた時代(15世紀末〜16世紀末)に、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康という代表的な武士を輩出したエリア。古城や合戦場跡などが多く残っており、なかでも「関ケ原古戦場」は、その後の日本の歴史の大きな分岐点となった「関ケ原の戦い(1600年)」の舞台として知られています。
そんな激動の時代の裏では忍者も活躍しました。多くの忍者を輩出したと伝えられる三重県伊賀市、滋賀県甲賀市もこのエリアの近くにあります。
参加アーティストのユーフラテスは、モノの動きやカタチなど、表現の背後にある法則を研究しながら、新しい視覚体験を生み出すクリエイティブグループです。諜報活動を行う忍者の「気配」に着目したインスタレーション作品を制作します。
もう一人の参加アーティスト、重田佑介は、ピクセル・ドットの世界観でプリミティブな動きから物語を生み出す映像・アニメーション作家です。侍たちの戦いの様子を描いた日本の伝統的な絵画様式「合戦図屏風」をアレンジし、侍たちの動きのダイナミズムからインスパイアされた、動く合戦図屏風を制作します。

Exhibition theme

SAMURAI&NINJA
“MOTION”

忍者 ユーフラテス

気配の箱

箱の中に浮かぶ光の点群。光の一部が規則性を持って動き出すことで、突如として人の生々しい気配が浮かび上がります。しかし動きが止まると、確かに感じられていたはずのその気配は、静かに失われていきます。作者であるユーフラテスはモノの動きやカタチ、または人間の認知システムなど、表現の背後にある法則を研究しながら、新しい視覚体験を生み出すクリエイティブグループ。様々なフィクションで描かれる「忍者」の歴史をたどり、暮らしや活動の実像を知る中で、その本質を「隠れる・潜む」という点に見出し、忍者の気配のあり様からインスピレーションを受けて本作を制作しました。

企画・ディレクション:佐藤匡(ユーフラテス)、山本晃士ロバート(ユーフラテス)
テクニカルディレクション・機構製作:赤川智洋(A-KAK)
協力:新山龍馬(東京大学)
テクニカルアシスタント:川上玲、小美濃貴浩

展示場所:中部国際空港 第1ターミナル到着ロビー(2021年2月26日〜) ※現在作品メンテナンス中です。再公開の日程が決まり次第、本サイトにて告知致します。

忍者

忍者は歴史的には「忍び」と呼ばれ、中世から近世の日本において活躍しました。ミステリアスな装束や不思議な術などのイメージは後世の創作でつくられた要素が多く、実際には日常的に生活圏に潜み、変装や会話術、サバイバル術などを駆使して戦い以外の場面でこそ真価を発揮しました。「忍び」の最も重要な職務は主君に命じられて情報収集を行うことで、各地の有力者に雇用されて諜報活動を行っていました。特に中部国際空港のある愛知県に隣接する三重県と、その隣の滋賀県には、伊賀衆・甲賀衆という忍者の二大集団が長く存在し、代表的な忍者のルーツとして知られています。伊賀・甲賀の忍者の里には多数の忍者屋敷など、当時の忍者たちが暮らした生活の痕跡がいまでも残っています。

ユーフラテス Official website

慶應義塾大学 佐藤雅彦研究室の卒業生により2005年設立。さまざまな「研究」を基盤として活動しているクリエイティブグループ。研究活動から生まれる表現にこそ根源的な面白さがあるという考えのもと、映像・アニメーション・書籍・展示などを通した新しい表現の開発やメディアデザインに取り組んでいる。近年の活動に、NHK Eテレ『ピタゴラスイッチ』『2355・0655』『考えるカラス』『テキシコー』の映像制作、小学生向け映像教材『目で見る算数』(教育出版)がある。主な受賞に、NewYork ADC Gold Prize、D&AD賞 Yellow Pencilなど。

Creator's Voice

重田佑介

関ヶ原山水図屏風

17世紀初期に描かれたとされる「関ケ原合戦図屏風」(大阪歴史博物館所蔵)を元に制作した映像インスタレーション作品。画題となった関ケ原の戦い(1600年)は日本各地の有力な侍(武士)が参戦して二手に分かれて戦った、日本史において重要な戦いとして知られています。本作の作者、重田佑介はピクセル・ドットの世界観でプリミティブな動きから物語を生み出す映像・アニメーション作家。屏風に描かれた当時の合戦風景に、現在も古戦場跡に残る自然風景を重ね、ピクセルアニメーションで合戦図を再構成しました。侍の群衆の造形や動きには、3Dモデリングや群衆シミュレーションといったデジタルならではの技術を活用しています。

3DCGアニメーション:ひつじ、スコット・アレン
ピクセルデザイン:宮鳥オイル、田口李奈、西川琴音、武田芽依
サウンドデザイン:松井謙典
音楽:okamotonoriaki

展示場所:中部国際空港 第1ターミナル到着ロビー(2021年2月9日〜)

日本における伝統的な戦士である「侍(武士)」。中世(12世紀後半〜)には、貴族にかわって武家政権が誕生するなど、日本の歴史に大きな影響を与えてきました。15世紀末から16世紀末にかけての戦乱の時代には、日本中でそれぞれの領地を治める侍たちが互いに勢力を争いました。特に中部国際空港のある愛知県で生まれた3人の英傑、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康は勢力を拡大し、戦国の世を統一へと導いていきます。1600年には日本各地の侍が2つの勢力に分かれ、「関ケ原」(岐阜県)で戦いました。この戦いでの徳川家康の勝利によって、戦国の世は終わり、200年以上続く江戸(東京)を中心とした長い武家政権の時代が始まりました。

重田佑介 Official website

1981年生まれ。映像原理への興味を軸に、アニメーションを用いたインスタレーションを手がける映像作家。デジタルにおける映像との関わり方をテーマに活動。近年はピクセル表現に着目したアニメーション作品を多く制作、展示やイベントなどで発表している。主な受賞に、『がそのもり』で第16回文化庁メディア芸術祭 アート部門審査委員会推薦作品選出、『お話の力学』で第12回文化庁メディア芸術祭 アート部門審査委員会推薦作品選出など。

Creator's Voice

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