Agency for Cultural Affairs, Goverment of Japan
CULTURE

CRAFTS

Fukuoka Airport

福岡空港の展示テーマは「PATTERN」。福岡空港のある九州地方は、有田焼や薩摩焼、博多織などの伝統工芸が盛んなエリアです。そんな工芸品に施された「文様」にインスパイアされた二人のアーティストが作品を展示します。
九州地方は古代からアジア大陸との交易拠点であり、さまざまな文化や職人たちを受け入れてきました。そして日本で独自の発展を遂げた工芸品はアジア大陸をはじめ、欧米を含む世界中へと輸出されていくことになります。
参加アーティストの一人、水江未来は模様や幾何学図形の動きで生命観を描き出すアニメーション作家です。水江は多様な文化が入り混じり、独自の進化を遂げた九州全土のさまざまな工芸品の模様を題材に、生命的な躍動感のあるアニメーション作品を制作します。
もう一人の参加アーティスト、村山誠は徹底した観察によって、建築図面のように緻密な植物画を制作するデジタルアーティストです。世界的に有名な有田焼に絵付けされた植物画からインスパイアされたオリジナルグラフィックを制作し、それをもとにした絵付けを有田焼に施します。

Exhibition theme

CRAFTS
“PATTERN”

九州の工芸 水江未来

曼荼羅Q

抽象アニメーションの手法で知られる福岡県出身のアニメーション作家、水江未来が、九州の4つの工芸品の「模様」をモチーフに制作した立体作品。九州西部のバラモン凧(左上)、北部の博多織(右上)、中部の山鹿灯籠(左下)、南部の薩摩切子(右下)のそれぞれの模様を元にしたアニメーションに加え、中央にはマグマのように溢れ出し、周囲へと広がっていく抽象アニメーションを配置。水江は作品全体を通して「太古から現代、そして未来へと受け継がれていく九州の創作の根源」をイメージしています。九州地方は中国大陸や朝鮮半島にも近く、古くから文化や技術の交流が盛んに行われていたため、洗練された工芸品の文化が現代まで受け継がれています。水江は各工芸品の工房などを訪れ、そこで得たインスピレーションをもとに本作を制作しました。

九州の工芸

古代よりヨーロッパと中東、アジアをつなぎ、さまざまな文化を伝搬したシルクロードの最東端ともいわれる日本では、世界中の文化との交流や、自然を繊細に感じ取る独自の感性によって、多くの伝統工芸品が生まれてきました。特に福岡空港のある九州地方は中国大陸や朝鮮半島にも近く、古くから文化や技術の交流が盛んに行われていたため、世界的に有名な有田焼や薩摩焼、博多織など、洗練された工芸品の文化が現代まで受け継がれています。今回は特に模様の印象的な九州の4つの工芸品―北部の博多織、西部のバラモン凧、中部の山鹿灯籠、南部の薩摩切子 ―をピックアップし、アーティストが作品を制作します。

水江未来 Official website

1981年福岡県生まれ。「細胞」や「幾何学図形」をモチーフに、ノンナラティブな表現を生み出す、アニメーション作家。見る者の目を奪う独特な抽象アニメーションで知られ、インディペンデント・アニメーションやMVなどを幅広く手がける。世界4大アニメーション映画祭(アヌシー・オタワ・広島・ザグレブ)すべてにノミネート経験があり、代表作『MODERN No.2』は、ベネチア国際映画祭でワールドプレミア上映され、アヌシー国際アニメーション映画祭で音楽賞を受賞。『WONDER』は、ベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映され、アヌシー国際アニメーション映画祭でCANAL+Creative Aid賞を受賞した。現在は初の長編アニメーション『水江西遊記(仮)』の製作の準備に入っている。

Creator's Voice

有田焼 村山誠

有田焼

ヨーロッパを中心に世界的にも知られる「有田焼」。その歴史は古く、17世紀初頭に遡ります。真っ白い磁器に、単色の染付けや鉄絵、赤、黄、緑、紫、紺のカラフルな絵付けが繊細に施され、伊万里港より、オランダの東インド会社によって、東南アジアやヨーロッパの国々に輸出されました。広く「Imari」の名で紹介されています。ヨーロッパでは18世紀になるまで磁器を製造する技術がなかったことから、王侯貴族のあいだでは黄金よりも価値があるものとされ、磁器を持つことがステータスでした。日本初の陶石は有田の泉山で発見され、有田は日本ではじめて磁器が製造された伝統的な産地として知られています。その後400年以上にわたってクオリティーの高い工芸品を生み出し続けています。

1984年生まれ。徹底した観察と卓越したCG技術を掛け合わせ、緻密な植物画を描くデジタルアーティスト。デジタルツール(主に3Dモデリングソフトウェア)を駆使し、植物の有機的な形態と建築図面のようなビジュアルを融合。サイエンスとアート、二つのアプローチで植物画と工学図面の新たな可能性を切り拓いている。主な受賞に、2017年「アジアデジタルアート大賞」におけるアジアデジタルアート大賞・福岡県知事賞・文部科学大臣賞など。

Creator's Voice

Trailer

Other location & artists

Select from Japan Map

New Chitose Airport Narita Airport Haneda Airport Kansai International Airport (coming soon) Chubu Centreair International Airport Fukuoka Airport Naha Airport Tokyo International Cruise Terminal