Agency for Cultural Affairs, Goverment of Japan
Creator’s Voice 有田焼 × 村山誠

有田焼がつくられる現場で、新しい表現の可能性を見つけた 

村山誠は制作にあたり、佐賀県を視察。有田焼の理解を深めるため、九州陶磁文化館や有田焼を制作する窯元を訪問した。今回、村山は窯元とコラボレーションし、村山の植物画を元にした絵付けを施した有田焼を制作する。視察ツアー後、有田焼から得たインスピレーションや今回の試みに向けての思いを聞いた。

ー現地視察を通じて、印象に残ったことを教えてください。

私は有田焼のデザイン性に興味を持っていたのですが、九州陶磁文化館で有田焼の時代背景や意匠の変遷、関係性を教えていただき、有田焼の奥深さや本質に触れることができました。また、協業する窯元、福泉窯の制作現場では、完全分業体制でいくつもの工程を複数のスペシャリストの手で制作していることに驚きました。窯元の視察を経て、自身の作品の特徴である繊細な線をどこまで磁器上で再現できるかが今回の展示作品のポイントになると思っています。

有田焼の窯元、福泉窯を視察する村山誠(写真右)
有田焼の絵付けの様子

ー有田焼とのコラボレーションへ向けて、期待することを教えてください。

今回は、作家と窯元がお互いに歩み寄ることで、双方にとって新しい境地を開拓する意義深い機会となることを期待しています。これまでの有田焼とは一線を画す、ユニークで美しい「植物画」を表現できればと思います。伝統的な工芸品とのコラボレーション、支持体が磁器という立体的なプロダクトであること、空港での展示など、本プロジェクトは自身にとって初めてのことばかり。歴史ある有田焼に、私が考案した現代の植物画が施されることが楽しみで、期待がいっぱいです。

村山が制作中の菊の3Dモデル

Profile

村山誠
1984年生まれ。徹底した観察と卓越したCG技術を掛け合わせ、緻密な植物画を描くデジタルアーティスト。デジタルツール(主に3Dモデリングソフトウェア)を駆使し、植物の有機的な形態と建築図面のようなビジュアルを融合。サイエンスとアート、二つのアプローチで植物画と工学図面の新たな可能性を切り拓いている。主な受賞に、2017年「アジアデジタルアート大賞」におけるアジアデジタルアート大賞・福岡県知事賞・文部科学大臣賞など。
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